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2月の和菓子
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「さきがけ」
お菓子の意匠を見てこれは梅の花とわかる方がほとんどだと思いますが、銘が「さきがけ」ってどういう意味なんだろう?と思う方もいらっしゃるでしょう。
ご存じのように春一番に咲くのは梅の花であり「百花魁」(ひゃっかさきがけ)という言葉があるように、梅はまだ寒い早春の頃、他の花より真っ先に咲くと言われています。
そうです、「さきがけ」は梅の花の異名なのです。他にも「花の兄」「春告草」「匂草」などがあり、「風待草」は春を告げる風を待って咲く花に由来するようです。
先人達はそれぞれの思いを花に託し名前を付けたのですね。
日本人の感性の豊かさに感服です。
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